営業マンのスキルアップ②
現在の営業は、企業経営において非常に重要な機能であり、その中心を担っているのが営業マンであることは前回述べたとおりです。しかし当の営業マンは「自分たちの仕事は自己犠牲的であり、くたびれ儲けもいいところ」と思っていることが多いようです。
確かに仕事を通じて資格を取れるわけでもなく、形が残るわけでもない。その一方で極めて多様化した顧客のニーズに対して、迅速かつ最適な提案と説明が要求される。そして事業年度末に何とか目標を達成したかと思えば、またすぐに0からのスタート。営業マンが嘆く気持ちがわからないわけではありません。しかし本当に営業は、「くたびれ儲け」の仕事なのでしょうか?
営業マンの仕事は「自己資産蓄積型」であるといえます。仕事を通じてマネジメント能力、プランニング能力、コミュニケーション能力等が身に付きますし、対人感受性も磨かれます。
人脈も大いに広がります。一度ご自分の人脈マップを作ってみて下さい。その多さと深さに改めて驚くことでしょう。もちろんこれは、内勤者のそれとは比較になりません。能力、感性、人脈・・・。実は仕事だけではなく、人生においてもっとも大切なものが営業の仕事を通じて蓄積されていくのです。
ただし営業職であっても、まじめに取り組まなければ十分な蓄積量は得られません。営業マンは「顧客満足向上」と「顧客価値創造」が本来の使命ですから、その社会的価値は大きく、企業内においても牽引的機能を担うわけでですから、「やりがい、生きがい」も大きなものがあります。企業のトップや営業マネージャーは、こうした点を営業マンにしっかりと理解してもらい、使命感を高めておくことが大切です。
営業まんの教育では、単なる「売り込み屋」としてではなく、「人格を育てる」ことが大切です。21席は「生涯顧客をつくる時代」ともいわれます。お客様の生涯を通じて自社のファンになってもらわなければなりません。そのためには「高関与営業」が必要になります。
お客様と深くかかわりを持って一生のファンになって頂く。その企業の顔となる営業マンが売り込み屋ではどうしようもありません。魅力ある人格と高い専門性が要求されます。営業マンをそれを目指して努力し、自分の存在価値を確認しながら活動する、そんな営業部門の存在が企業にどれだけ貢献するかは創造に難くないと思います。
ここが営業マンのスキルアップのスタートです。
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